大豆の脱穀

とんちゃん

2011年11月29日 22:01

さてさて、今日は、

先日収穫して、干しておいた、

大豆の脱穀を。



といっても、うちには、

大豆専用の脱穀機がないので、

脱穀方法は、昔ながらの?、

シンプルスタイル。



シートを広げ、

その上に干した大豆(茎ごとです)を置き、

棒で叩いて、

サヤをはじけさせて。







これで、8割がた脱穀できるのですが、

はじけないサヤもあるので、

それは、一つ一つ、

手で割って、取り出していきます。




庭先で、かんちゃんと二人、

時折のぞく、薄日に包まれながらの、

脱穀作業。



明日も引き続き、

大豆の脱穀作業となります。







ここ小堀谷に引っ越してきた最初の年、

大豆を栽培したのですが、

背丈が、20cmくらいしか育たず。

(普通は、50cmほどには育ちます。)



なので、ほとんど採れなく、

「播いた種子の量=収量」

といった感じでした。



でもでも、なんとか、

生は繋いでくれて。



以来、5年。



採れた大豆を、

翌年播種しながら、

栽培を続けていった結果、

田畑も育ち、

また、

彼らもたくましくなったんでしょうね~、

たくさん実るようになってくれて。




引っ越してきた当初、

そんな現状を目の当たりにして、落ち込むかんちゃんに、

「土が育つには、多分、5年はかかる。

だから、目先のことに一喜一憂することなく、

田畑のこと、土のことは、

田畑のこと、土のことを一番よく知っている、

野良の住民たちに、まかせてみよう!」

みたいなことを話していたこと(ちょっと、かっこつけちゃったかな、ははは)、

少し前のことになりますが、

今秋、台風にて横になりつつも、

たわわに実ってくれた大豆畑を前にして、

ふと、思い出した次第。




こんな感じの、

百姓らしからぬ百姓ゆえ、

田畑に、

何をしたわけでもなく、

またこれからも、

何かをしようと思うわけでもなくて。



ただただ、

野菜たちの、

野良の住民たちのおかげ。



ほんのちょっぴりの百姓としての都合を聞いてもらいながら、

あとは、

彼らの気の向くまま、思うままの田畑にて、

ありのままをあるがまま、

一緒に暮らしていけたら、

そして、

そんな田畑があちこちに増えてくれたら、

うん!、うれしいですね~。







(5年来の付き合いの、黒豆【品種:丹波黒大豆】。

彼らの曾々おじいさん(おばあさん?)の意志を受け継いで、

今、私の手にあります。)


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