大豆の脱穀
さてさて、今日は、
先日収穫して、干しておいた、
大豆の脱穀を。
といっても、うちには、
大豆専用の脱穀機がないので、
脱穀方法は、昔ながらの?、
シンプルスタイル。
シートを広げ、
その上に干した大豆(茎ごとです)を置き、
棒で叩いて、
サヤをはじけさせて。
これで、8割がた脱穀できるのですが、
はじけないサヤもあるので、
それは、一つ一つ、
手で割って、取り出していきます。
庭先で、かんちゃんと二人、
時折のぞく、薄日に包まれながらの、
脱穀作業。
明日も引き続き、
大豆の脱穀作業となります。
ここ小堀谷に引っ越してきた最初の年、
大豆を栽培したのですが、
背丈が、20cmくらいしか育たず。
(普通は、50cmほどには育ちます。)
なので、ほとんど採れなく、
「播いた種子の量=収量」
といった感じでした。
でもでも、なんとか、
生は繋いでくれて。
以来、5年。
採れた大豆を、
翌年播種しながら、
栽培を続けていった結果、
田畑も育ち、
また、
彼らもたくましくなったんでしょうね~、
たくさん実るようになってくれて。
引っ越してきた当初、
そんな現状を目の当たりにして、落ち込むかんちゃんに、
「土が育つには、多分、5年はかかる。
だから、目先のことに一喜一憂することなく、
田畑のこと、土のことは、
田畑のこと、土のことを一番よく知っている、
野良の住民たちに、まかせてみよう!」
みたいなことを話していたこと(ちょっと、かっこつけちゃったかな、ははは)、
少し前のことになりますが、
今秋、台風にて横になりつつも、
たわわに実ってくれた大豆畑を前にして、
ふと、思い出した次第。
こんな感じの、
百姓らしからぬ百姓ゆえ、
田畑に、
何をしたわけでもなく、
またこれからも、
何かをしようと思うわけでもなくて。
ただただ、
野菜たちの、
野良の住民たちのおかげ。
ほんのちょっぴりの百姓としての都合を聞いてもらいながら、
あとは、
彼らの気の向くまま、思うままの田畑にて、
ありのままをあるがまま、
一緒に暮らしていけたら、
そして、
そんな田畑があちこちに増えてくれたら、
うん!、うれしいですね~。
(5年来の付き合いの、黒豆【品種:丹波黒大豆】。
彼らの曾々おじいさん(おばあさん?)の意志を受け継いで、
今、私の手にあります。)
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