”手前”醤油作り♪

とんちゃん

2016年03月08日 15:29

あれは、まだ、

会社に勤めていたころのこと。



当時、

海にほど近い場所にあった一軒家を借りて、

かんちゃんと、幼いヌウの3人で暮らしていたのですが、

将来的には、百姓をしようと考えていたので、

自家採種もかねて、

小さな庭を畑化し(ははは)、

様々な野菜を育てていました。

(ちなみに、今うちの畑で生を繋いでいる、落花生や、赤大豆などは、

その当時からのつき合いとなります♪)



また、

百姓になれば、その気さえあれば、

様々な食品の原料となる野菜や、穀類をそだて、

それらを使って、”手前”食品を作ることができますので、

そこも視野に、

まずは、練習の意味も込めて、

色々な原料を買ってきては、

色々な食品作りをしてきました。



で、そんな食品作りにおいても同様、

持ち前の楽観主義が発動し、

すこぶる簡単に考え、やってきたのですが、

当然というか、必然というか、

その代償は、数々の失敗と、

それに伴う、かんちゃんのお小言。



そんな数々の失敗を糧にし、

エジソンの、あの名言をよりどころに、

かんちゃんのお小言は、何とかスルーしながら(ははは)、

色々な食品を手作りできるようになっていったのですが、

その最後に残っていたのが、

醤油。



醤油は、まず、

大豆と小麦で麹を作り、

それを、塩水と合わせて、

長期間、発酵させていくわけなのですが、

この麹作りが、米麹を作るときと違って難しく、

また、長期間にわたる発酵の間、

頻繁に手入れをしなくてはいけないなど、

技術、手間、時間、その全ての面で、

頂点に君臨するといってもいい、

”キングオブ手前食品”。

(私的には、の話ですが。)



で、もちろん?、

その頂に何度か挑戦したわけですが、

その都度、遭難し、

また、

かんちゃんのお小言も、スルーできない暴風雪レベルにまで達したので、

あえなく、断念・・・。




ところが、それから5、6年たった1昨年の秋ごろ、

こうしたらうまくいくんじゃないか?、

という方法が、不意に頭に浮かび、

加えて、

かんちゃんの醤油作りに対するアレルギーも、

大分、収束していたこともあって、

再度挑戦することに!



で、途中、

案の定、遭難しかけたものの、

今回は、

何とか踏みとどまることができ、ついに登頂成功♪



ほんとは、”もろみ”をしぼって醤油にして、

初めて、成功となるのですが、

昨年仕込んだ、そして、手間をかけてきた、

その記念すべき”もろみ”を、この前、ひと舐めしたところ、

これが、醤油を超えた醤油といった感じで(なんのこっちゃ、ですね、ははは)、

ほんとにおいしくて♪



あと1年寝かせ、

都度、手をかけていこうと思うのですが、

まあ、あとは、気を付けて下山し、

フィニッシュ、といった感じかな。



もっとも、

登山は、下山時が一番危ない、

という話を聞いたこともあるのですが、

ははは。




繰り返しになりますが、

記念すべき”もろみ”の初しぼりは、

来年の今頃を予定。



無事しぼれたら、

そのときは、もちろん、

うちのニワトリたちの卵と、炊き立てのご飯で、

卵かけごはんにしようと思います♪



今から、ほんとに楽しみです♪






(無事出来上がった、醤油麹。

今日、仕込みを終えたので、これから、2年間、都度、手入れをしながら、

発酵、熟成していくことになります♪)



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