”手前”醤油作り♪
あれは、まだ、
会社に勤めていたころのこと。
当時、
海にほど近い場所にあった一軒家を借りて、
かんちゃんと、幼いヌウの3人で暮らしていたのですが、
将来的には、百姓をしようと考えていたので、
自家採種もかねて、
小さな庭を畑化し(ははは)、
様々な野菜を育てていました。
(ちなみに、今うちの畑で生を繋いでいる、落花生や、赤大豆などは、
その当時からのつき合いとなります♪)
また、
百姓になれば、その気さえあれば、
様々な食品の原料となる野菜や、穀類をそだて、
それらを使って、”手前”食品を作ることができますので、
そこも視野に、
まずは、練習の意味も込めて、
色々な原料を買ってきては、
色々な食品作りをしてきました。
で、そんな食品作りにおいても同様、
持ち前の楽観主義が発動し、
すこぶる簡単に考え、やってきたのですが、
当然というか、必然というか、
その代償は、数々の失敗と、
それに伴う、かんちゃんのお小言。
そんな数々の失敗を糧にし、
エジソンの、あの名言をよりどころに、
かんちゃんのお小言は、何とかスルーしながら(ははは)、
色々な食品を手作りできるようになっていったのですが、
その最後に残っていたのが、
醤油。
醤油は、まず、
大豆と小麦で麹を作り、
それを、塩水と合わせて、
長期間、発酵させていくわけなのですが、
この麹作りが、米麹を作るときと違って難しく、
また、長期間にわたる発酵の間、
頻繁に手入れをしなくてはいけないなど、
技術、手間、時間、その全ての面で、
頂点に君臨するといってもいい、
”キングオブ手前食品”。
(私的には、の話ですが。)
で、もちろん?、
その頂に何度か挑戦したわけですが、
その都度、遭難し、
また、
かんちゃんのお小言も、スルーできない暴風雪レベルにまで達したので、
あえなく、断念・・・。
ところが、それから5、6年たった1昨年の秋ごろ、
こうしたらうまくいくんじゃないか?、
という方法が、不意に頭に浮かび、
加えて、
かんちゃんの醤油作りに対するアレルギーも、
大分、収束していたこともあって、
再度挑戦することに!
で、途中、
案の定、遭難しかけたものの、
今回は、
何とか踏みとどまることができ、ついに登頂成功♪
ほんとは、”もろみ”をしぼって醤油にして、
初めて、成功となるのですが、
昨年仕込んだ、そして、手間をかけてきた、
その記念すべき”もろみ”を、この前、ひと舐めしたところ、
これが、醤油を超えた醤油といった感じで(なんのこっちゃ、ですね、ははは)、
ほんとにおいしくて♪
あと1年寝かせ、
都度、手をかけていこうと思うのですが、
まあ、あとは、気を付けて下山し、
フィニッシュ、といった感じかな。
もっとも、
登山は、下山時が一番危ない、
という話を聞いたこともあるのですが、
ははは。
繰り返しになりますが、
記念すべき”もろみ”の初しぼりは、
来年の今頃を予定。
無事しぼれたら、
そのときは、もちろん、
うちのニワトリたちの卵と、炊き立てのご飯で、
卵かけごはんにしようと思います♪
今から、ほんとに楽しみです♪
(無事出来上がった、醤油麹。
今日、仕込みを終えたので、これから、2年間、都度、手入れをしながら、
発酵、熟成していくことになります♪)
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