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2012年01月20日

役目を終えて・・・

先月の半ば以降、

ほとんど雨がなかったので、

今日のこの雨、

野菜や、野良の住民たちにとって、

いいお湿りになったことでしょうね~。



雨にも、短時間に一気に降る激しい雨から、

一日中、しとしと降る雨まで、

色々な降り方があるわけですが、

野菜にとっても、私にとっても、

都合のいい雨は、

長い時間かけて、しとしと降る雨。



しとしと降る雨は、

雨量としては少なくても、

土への浸透という面で、

とっても、優れたものがあって。



激しい雨は、

雨量こそ多いかもしれませんが、

表面を流れていく量が多いので、

思ったほど、浸透していなくて。



なので、今日のような雨は、

野良のみんな、とっても喜んでいるんじゃないかな~、

なんて思う次第。



加えて、私も、

百姓にもかかわらず、

雨の日が、

特に、今日のような、

そぼ降る雨の日が、

とっても好きなので、

願ったり叶ったり。



もっとも、そんな雨をゆったり愛でていれば、

かんちゃんの口から、

色々と、“ちくちく”飛んでくるので、

そうそう愛でてばかりもいられないのですが、

ははは。





というわけで、

今日は雨の一日だったので、

野良仕事はお休み。



なので、先日の野良仕事、

万願寺唐辛子畑での様子を書こうと思います。




万願寺唐辛子は、

とってもおいしい、京野菜の1つ。



うちでは、

春、桜の咲く頃播種し、

梅雨時期に、定植。



収穫は、夏、半ば過ぎごろから始まり、

初冬頃まで続きます。



というわけで、今では、

もう収穫も終わり、

霜で枯れた茎葉が立っている状態。


役目を終えて・・・



ほんと、見にくくて申し訳ないのですが、

渡してある、竹の横棒沿いに見える、

茶色の茎葉が、

万願寺唐辛子の枯れたもの。



そんな茎葉を、剪定ばさみで短く切って、

その場に、置いていきます。



あっと、もちろん、

根っこは、抜かずに、

そのまま。



冬の日差しの中、

枯れた茎葉を切って、置いて、

竹の支柱や、横棒を外して、

作業終了となりました。





うちの万願寺唐辛子、

この地で生を繋いで、5年。



今回も無事、種子を結び、

その役目を終え、

枯れていきました。



そんな姿を見ると、

なんとなく寂しくもありますが、

でも、彼らにとっては、

本望なんでしょうね~。





冬の畑、役目を終え、

“いのち”を終えた万願寺唐辛子。



その枯れた茎葉や、根っこは、

土に住む住民たちの糧となり、“いのち”を繋ぎ、

そして、春、

そこから芽生える草たちの、野菜たちの、

糧となり、“いのち”を繋いで。




野良の住民たちを支えながら、

ゆっくり、ゆっくりと、

土へ帰っていくことになります。



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Posted by とんちゃん at 17:48│Comments(0)野良仕事
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